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ひとり旅で巡るべっぷ地獄めぐり

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ひらたけ

源泉数・湧出量共に日本一の温泉地、別府。そんな別府へひとり旅をした際に 別府観光では外せない「べっぷ地獄めぐり」を全て巡ってきました♨️ 別府には、湯けむりに覆われたそれぞれ雰囲気の異なる「地獄」7 箇所存在し、これらを巡ることを「べっぷ地獄めぐり」というそう。そんな「べっぷ地獄めぐり」の地獄全てを、徒歩やバスを利用して見て回りました。


大阪から列車を乗り継いでやってきたのは、別府の街の玄関口・JR 別府駅。日豊本線の駅で、普通列車のほか博多方面へ向かう 特急ソニック や宮崎方面へ向かう特急にちりん、そして別府と並び大分を代表する温泉地・由布院方面へと向かう 特急ゆふ・ゆふいんの森 などの特急列車が発着する駅です。

朝 8 時台の山陽新幹線に乗って新大阪駅を出発し、小倉駅にて特急ソニックへと乗り換えて、別府駅に到着したのはお昼の 12 時半ごろ。駅周辺で昼食を済ませ、いざ「べっぷ地獄めぐり」へ出発です。

別府駅の写真

今回は、別府市公式の観光情報ウェブサイト「別府たび」にて紹介されていたモデルコースを参考に地獄を巡りました。7 つ一気に巡ると大体 2 時間から 2 時間半ほどで回ることができるとのこと。お昼ごはんを食べ終えて別府駅へと戻ってきた時点での時刻は 13 時、午後からでも十分余裕がありそうです(フラグ)。

モデルコースを見てみると、途中でバスに 3 回ほど乗車することになるとのこと。調べてみると、乗車することになる「亀の井バス」にはお得な 1 日乗車券が存在しており、地獄めぐりをするだけであれば「1 日ミニフリー乗車券(1,100 円)」が良さそうということでこちらを購入しました。

実際にかかる運賃が 1,070 円(執筆時点)なので、運賃だけを考えると 1 日乗車券を購入するほうが高くなるのですが、バスの運賃支払いが交通系 IC カード非対応で現金のみだったら大変だなと思ったのと(乗ってみると普通に Suica や ICOCA などが利用できた)、旅の記念にもなるかなということで購入を決めました。

亀の井バスの別府市内1日フリー乗車券(ミニ)の写真

別府駅内にある WANDER COMPASS という名前がカッコいい観光案内所にて亀の井バスの「1 日ミニフリー乗車券」を購入できるとのことだったので、さっそく向かいます。観光案内所というだけあって、べっぷ地獄めぐりの回り方を分かりやすく教えていただけたり、地図やパンフレットなどの資料もいただけました。

先ほど、バスの運賃だけを考えると 1 日乗車券を購入するほうが高くなると説明しましたが、観光案内所の方によると 1 日乗車券を提示することで「べっぷ地獄めぐり」に必要な入場券が割引価格で購入できるそう。

駅の観光案内所でも地獄めぐりの入場券の購入は可能ではあるものの、何故かこちらでは割引価格で購入できないとのことで現地にて購入する必要がありますが、通常価格より 200 円引きとなるようなので徒歩とバスで地獄を巡るなら 1 日乗車券を購入すると良さそうです。

別府駅西口バス停の写真

別府駅の西口にあるバスターミナルから 鉄輪(かんなわ) 方面へ向かうバスに乗車し、まずは「海地獄」へと向かいます。鉄輪と書いて「かんなわ」と読むらしい。読めなさ過ぎる。あとスマホで「かんなわ」と入力しても変換されないの困り過ぎる。

途中で「老人ホーム前」という、そのまんま過ぎる停留所名がじわじわきて「一体どんなすごい老人ホームなんだ」とか考えつつ、20 分ほどバスに揺られた後「海地獄前」という分かりやすい名前の停留所で下車。横断歩道を渡った先にある矢印付きの巨大な海地獄の看板に従って、坂道をのぼって海地獄へと歩きます。

別府地獄めぐり入場券の写真

海地獄 は別府の地獄の中でも最大の規模を誇る地獄で、地獄という名前のイメージとはかけ離れた美しさの温泉です。水面が海のようなコバルトブルーに見えることからその名前が付けられたのだそう。地獄めぐりのスタート地点ということもあってか、海地獄の近くには広い駐車場とそこに停車する多くの自家用車やバスの姿が見られました。交通量も多めです。

受付では海地獄の入場券だけでなく、べっぷ地獄めぐりの地獄それぞれの入場券がセットになった共通券も販売されており、今回はこちらを購入しました。お値段はバスの 1 日乗車券を提示した割引価格で 2,200 円。割引価格で購入する場合には支払い方法が現金のみとなるため注意が必要です。

入場券は小さい冊子のようになっていて、各地獄でそれぞれの地獄の券を切り取って入場券入れに投入し、中へと入ることになります。共通券は購入日とその翌日の 2 日間有効となっており、鉄輪温泉周辺に宿泊して 2 日かけてじっくり見て回る…といったことも可能です。

海地獄の写真

藁葺き屋根の長屋門をくぐり、いざ「地獄」へ。最初に見えてくるのは赤い色をした橋が架かる庭園。日本最大だという大きなシュロの木が目立ちます。冬なので葉が散ってちょっぴり寂しい景色ではあるものの、その落ち着いた雰囲気に心が癒やされるようです。地獄とは…?

池のそばを歩いて、見えてきたのはモダンな外観の売店。海地獄はこの売店の中を通り抜けた先にあります。この先の地獄も同じように売店を抜けた先にあるというパターンが多く、施設側の「絶対に売店に売っている土産物を見てもらうぞ」という気概を感じます。くそっ、見ちゃったら気になっちゃうぜ…!

売店を抜けると、目の前に現れたのは美しいコバルトブルーの温泉。思っていたよりもかなり明るい、白っぽい色をしていて本当に綺麗です。海のような色をした水面からはもくもくと白い湯けむりが上がり、近づくと温泉特有の硫黄のような、理科の授業で聞いた腐った卵のような、そんな感じの匂いがかなり強く感じられます。

カフェテリア海の地獄蒸焼プリンの写真

海地獄は、その美しい色からは考えられないほど熱く、その温度はなんと 98 度。涼しそうな色で誘ってくるところはまさに「地獄」です。周りを囲むフェンスからは何やら竹の竿が伸びていて、その先には縄がくくり付けられたカゴのようなものが吊り下げられています。こちらは温泉たまごだそうで、海地獄だけが唯一地獄茹での温泉たまごを食べることができる場所なのだそう。

温泉たまごも気になりましたが、今回は観光案内所でいただいた冊子に掲載されていた、海地獄の入口近くにあるお店「カフェテリア海」にてプリンをいただきました。お値段は 400 円で、透明なフタには地獄らしく「地獄蒸焼プリン」と書かれています。

地獄蒸焼プリンはやや固めタイプで、やさしい甘さとカラメルの程よい苦味がおいしいプリン。あっという間に食べ終えてしまいました。店内は比較的空いていて、カウンター席にはスマートフォンなどの充電に便利なコンセントも。ついつい長居してしまいそうになります。

鬼石坊主地獄の写真

海地獄の次は「鬼石坊主地獄」へと向かいます。海地獄のすぐ隣にあり、また看板なども分かりやすく設置されているので迷子になる心配もなく安心です。

受付にて入場券をちぎって入れ、さっそく中へ。鬼石坊主地獄の歴史は古く、文献に現れたのは天平 5 年(733 年)頃に書かれた『豊後風土記』の 玖倍理湯(くべりゆ) の条に「口の経、丈餘、湯の色黒く、泥常に流れず」とあり、元禄 7 年(1694 年)に訪れた江戸時代の儒学者・貝原益軒は『豊国紀行』に「円内坊地獄とて熱湯あり泥土なり」と記し、寛政 7 年(1795 年)には江戸時代の教育者・脇欄室が『函海魚談』で「泥を躍し、湯を起こし」と述べたといいます。

ちょっとどなたも存じ上げず言葉も難しく…という感じではありますが、きっと有名な書物で有名な人物なのでしょう。1300 年という想像もできないほど前から存在したというのはすごいです。

鬼石坊主地獄の写真

古い文献に何度も「泥」と出てくるように、鬼石坊主地獄は灰色の泥のようなもので満たされた池、といった感じの見た目をしています。灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ていることが名前の由来とのことで、中に入ると積み上げられた石に囲まれた、いかにも温泉という見た目の囲いの中で泥がボコボコと泡を噴き上げている様子が見られました。

このような「地獄」は田畑のところどころに点在していたそうで、熱泥によって稲が育たず人々の暮らしもできないという、本当に地獄のような土地だったとのこと。しかしながら、その珍しい自然現象が人々の注目を集め見物客があぜ道を歩いて見て回りはじめたそう。これが「地獄見物」の最初の景色だといいます。

たしかに、こんな光景は他で見たことがないですし、遠くからやってきて突然このようなものが目の前に現れたら二度見どころか三度見、四度見くらいしそうです。

地獄めぐり通りの写真

明治 43 年(1910 年)には日本で初めての入場料(2 銭)を取る「地獄見物」がお隣の海地獄から始まると、次いで「血の池地獄」「坊主地獄」「八幡地獄」「紺屋地獄」が地獄遊覧を開始して、最大数十か所の地獄めぐりにまで発展するほどの人気を博したのだそう。

その中で「新坊主地獄」と呼ばれていたこの場所は、粘土質の泥中に湯玉が次々と湧き上がる「熱泥地獄」と噴気を勢いよく吹き上げる「間欠泉」の 2 種類の地獄があったようです。その後は時勢により一時閉鎖されてしまうものの、平成 14 年(2002 年)に現在の「鬼石坊主地獄」として再開園。現在も多くの人が訪れる歴史ある地獄が蘇りました。

灰色の地獄のそばには自由に利用できる足湯もあり、円形になっているその足湯で輪になって一体感を味わいながら温まることができるようになっています。私が訪れたタイミングでも、多くの人が湯に足を入れて温まっている姿が見られました。

かまど地獄の写真

鬼石坊主地獄の次は、少し歩いたところにある「かまど地獄」へ。看板の案内に従って「地獄めぐり通り」という道を歩いて、釜から顔を覗かせたたぬきのイラストが描かれた入口で入場券をちぎって入れて進みます。

かまど地獄は、泉温 98 度という高温の噴気で古来より氏神である八幡竈門神社の大祭に御供飯を炊いていたことからその名前で呼ばれるようになった地獄。中には 1 丁目から 6 丁目までの合計 6 つの地獄が存在し、この 1 箇所で様々な地獄を楽しむことができる贅沢な地獄とのこと。贅沢な地獄ってなんだ…?

ここまで巡ってきた地獄と比べて非常に賑やかな雰囲気で、あちらこちらに鬼のイラストが見られ派手でカラフル。掛け声のような大きな声も聞こえてきます。

かまど地獄の写真

土産物店を抜け、まずは 1 丁目。こちらは茶色く濁った小さい池のような見た目で、一見するとただの水たまりにも見えなくもないですが、その温度は 90 度。この泥のような茶色い色は、地下にある岩盤から地熱によって生み出された色んな種類の粘っこい粘土が溶け出した色なのだそう。

2 丁目には湯気が立ち上る岩山の上に立つ大きな鬼の像が。こちらは八幡竈門神社伝承にある、朝日を見て逃げた鬼だそう。龍神様が鬼を見張っており、その尻尾には刃があります。3 丁目は海地獄のような青白い色をした地獄。シリカという物質が含まれていて、そのシリカに光が反射してこのような色に見えるのだそう。

3 丁目と 4 丁目の間には「極楽一丁目」から「極楽四丁目」までの体験型の極楽?があり、靴を脱いで熱を感じる足の岩盤浴、温泉を飲むことができる飲む温泉、手足の蒸気欲に湯気を鼻やのどから吸うなどができるようになっていました。

飲む温泉は紙コップ代として 10 円が必要。飲んでみると、味はただの水という感じだけれど口当たりがやたらまろやかでした。飲む温泉紙コップ 1 個 10 円の文字に気づかず取っていっている人が多かったので、訪れる際には現金の用意と注意が必要です。

かまど地獄の写真

4 丁目は、1 丁目と似たような感じで地下にある色々な種類の粘土が温泉と共に噴出して出来上がったという茶色い地獄。何やらパフォーマンスのようなものが行われていましたが、非常に人が多くてちゃんと見ることができなかったのと、そもそも集まっていた団体客向けのものだったのか日本語ではない言語(韓国語っぽい?)だったので何が行われていたのかは不明です。

続いての 5 丁目は、再び青白い色をした地獄。訪れた日には綺麗な青白い色をしていましたが、雨が降り続けると色が緑色へと変化するという不思議な地獄なのだそう。晴天が続くと、2 日から 3 日ほどかけて元の青白い色へと戻るようです。

最後となる 6 丁目は、赤茶色をしたいかにも熱そうな見た目の地獄。その温度は 95 度で、地熱によりできた粘土が溶け出した色とのこと。ここまで通ってきた他の地獄でも同じようにして生まれた地獄がありましたが、色が全然違うので驚きました。成分が微妙に違うとかなのでしょうか。

鬼山地獄の写真

かまど地獄を 1 丁目から 6 丁目まで巡った後の場所には売店や飲食スペースがあり、かまど地獄の名物だという温泉ぴーたん(地獄むしたまご)やかまど地獄限定の「醤油ぷりん」などが味わえるとのこと。気になったのですが、あまりにも人が多くて足の踏み場もない状態だったため断念。次の地獄へと向かいます。

道路を挟んで向かい側にあるのは鬼山地獄。鬼山という地名に由来するこの地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれており、大正 12 年(1923 年)に日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始めたのだそう。現在ではクロコダイル科、アリゲーター科など約 70 頭のワニを飼育しているようです。

中へと入ると熱い湯気がブワッとこちらへ流れてきて、眼鏡が曇りまくりました。全然前が見えず一時退散しつつ、奥にあるマレーシアのサラワク州の伝統建築だという建物の中へ。鬼山地獄の生い立ちやワニについての説明、世界一の大鰐として知られたクロコダイル種のはく製などが展示されていました。

鬼山地獄の写真

壁際に設置された水槽にもワニの姿があり、これも置物かな…?と思っていたら、しばらくして急にのっそりと動き出しました。本物だったらしい。

建物の外へ出ると、大きな柵とその内側にたくさんのワニの姿がありました。柵に取り付けられた「DANGER / CAUTIONS」の看板が恐怖感を煽ってきます。柵の中はワニの縄張りなので、柵に登ったり内側に手を入れたりすると飛びかかってくる可能性があるとのこと。こわい。

想像以上に多くのワニが中にいて驚きましたが、よく見ると多くのワニが密集しているポイントが。たまたま近くでスタッフの方と思われる人が説明をしているのが聞こえてきたのですが、ワニが集まっている場所からは温かいお湯が出てきているとのこと。冬だしワニも寒いのでしょうか。そう考えると、なんだかちょっとほっこりとした気持ちになります。

白池地獄の写真

鬼山地獄を出て、次は少し歩いたところにある「白池地獄」へと向かいます。こちらは昭和 6 年(1931 年)創業の地獄で、田園地帯だったこの場所で創業者の方が掘り当てたものとのこと。地獄を掘り当てるってなんだ…?

落ち着いた雰囲気の日本庭園、といった雰囲気の中心には大きな池。普通の日本庭園と異なるのはその池から湯けむりがもくもくと上がっていることと、その水面が綺麗な蒼白い色合いをしていること。噴出した無色透明の温泉が、池の底面に落ちる際に温度と圧力が低下することによって自然と青白い色合いになることから「白池地獄」と命名されたそうです。

先ほどまで見て回っていたかまど地獄や鬼山地獄はかなり人が多かったのですが、こちらは比較的人が少なく空いていてゆっくりと見ることができました。和風の庭園という雰囲気も相まって、心が癒やされるよう。地獄だけども。

地獄温泉ミュージアム内にある「50CAFE」のカフェラテの写真

園内には熱帯魚館があり、やたら巨大な魚ばかりが水槽の中を泳いでいました。こちらも先ほどの鬼山地獄と同様に、温泉の熱を利用して熱帯魚を飼育しているのだそう。

5 つの地獄を歩いて巡った後は、いったん休憩ということで鉄輪温泉街を散策。本当はゆっくり色々食べ歩きでもできたらいいなと思っていたのですが、この時点で別府駅を出発してから 2 時間半が経過しており時間が怪しい感じに。大体 2 時間から 2 時間半ほどで回ることができる、とは一体…。

白池地獄の近くにあった 地獄温泉ミュージアム という、比較的新しそうな施設の中にあるカフェ「50 CAFE」で温かいカフェラテをいただきました。窓の外には湯けむりが見え、温泉街にいるのだなという実感がより一層湧いてきます。

血の池地獄の写真

地獄温泉ミュージアムの展示自体は見るのに 30 分から 40 分ほどかかるそうで、バスの時間の都合や他の地獄を見る時間の都合もあり泣く泣く断念。鉄輪バスターミナルから亀の井バスに乗車して、残りの 2 つの地獄が待つエリアへと向かいます。

バスに揺られること 6 分ほど、やってきたのは「血の池地獄」です。名前が不気味なこの地獄は、奈良時代に編纂された『豊後国風土記』にも「赤湯泉」という名で記されたという 1300 年以上前から存在する日本最古の天然地獄。入口には「地獄の入口」と赤くておどろおどろしい文字で書かれており、最も地獄らしい雰囲気です。

土産物店を抜けて外へと出ると、目の前に現れたのは真っ赤…というほどではないけれど、赤い色をした血の池地獄。地下の高温・高圧下で自然に化学反応を起こして生じた酸化鉄や酸化マグネシウムなどを含んだ赤い色の熱泥が地層から噴出し、堆積するために池一面がこのように赤く染まるのだそう。

血の池地獄の写真

血の池地獄のそばでは血の池地獄から噴出した熱泥を利用して作られたという、皮膚病に効く「血の池軟膏」が販売されていました。お値段は 1,500 円と、なかなかいいお値段。

軟膏売り場の前を通って「血の池地獄爆発ヶ所」という看板の横から続く階段を登っていくと、上から血の池地獄を見下ろすことができるスポットに到着。ハチに注意という案内があちこちに設置されていて、虫嫌いの私はかなりビビり散らかしていましたが、冬ということもありハチには出会わず無事に帰還しました。

上から見下ろしてみると池の大半の部分は茶色く濁ったような色をしていて、売店の建物に近いエリア周辺が赤茶色に染まっていました。熱泥が溜まりやすい場所とかがあるのでしょうか。

龍巻地獄の写真

最後にやってきたのは「龍巻地獄」という地獄。こちらは別府市の天然記念物にも指定されている間欠泉で、30 分から 40 分ほどの休止期間を挟みつつ、6 分から 10 分ほどの間お湯が噴出するというもの。

間欠泉としてはアメリカのイエローストーン国立公園にあるものなどが有名だそうですが、龍巻地獄はそれらに比べて噴出周期が短いことが特徴だそう。私が訪れたタイミングではまだお湯が噴き出していなかったので、石段に座ってのんびり待つことになりました。

待っている間には土産物が並ぶ建物の中をうろうろとしたり、同じ建物内にあるお店でジュースやジェラートを購入してベンチや石段に座って味わったりすることが可能。間欠泉が噴出するまでの待ち時間がありますが、意外と退屈せずに過ごすことができました。

龍巻地獄のかぼすジェラートの写真

せっかくなので私もジェラートを購入してみることに。大分はかぼすが名産らしく、色々な種類が用意されているジェラートの中で一番人気なのは「かぼすジェラート」とのこと。食べてみると爽やかな酸味がありつつも意外とクリーミーな口当たりでまろやか。緑色の粒が混じっているのがかぼすらしくて良い感じです。

そんな感じで過ごしていると周りがざわざわとし始め、直後目の前でお湯が高く噴き出し始めました。高さはそこまであるわけではないものの、実際に目の前にすると想像以上に迫力があり、龍巻地獄を観に来ていた人たちが一斉に「おお~」と声を上げていました。


7 つ全ての地獄を見終えた後は、再びバスに乗車して大分駅へと戻ります。気がつけば日も暮れ始め、道路も混雑しているのか定刻よりかなり遅れて大分駅へと到着。大分駅を出発して戻ってくるまでにかかった時間はおよそ 5 時間、想定の 2 倍近い時間がかかってしまいました。ゆっくり見すぎかも。

実際に巡る前は「7 つあるといっても、どれも似たような雰囲気なのでは?」などと思っていましたが、それぞれ全く違う雰囲気で個性がある地獄で驚きました。戻ってくるのが遅くなってしまったものの、それぞれの地獄をじっくり見て回ることができたのは良かったですし、楽しかったです。