別府タワーから日本一の温泉の街の景色を見る
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日本一の温泉の街・別府にそびえる 別府タワーへ行ってきました🗼 建物内には芸能人による絵画作品などが展示された美術館や、バーベキューとサウナが楽しめるお店などが存在する泉都・別府のシンボル的存在で、2007 年には国の登録有形文化財にも指定されています。そんな別府タワーの展望台からの景色を楽しんできました。
別府タワー があるのは、別府市の海沿い。別府の玄関口である JR 別府駅から歩いて 10 分ほどの距離の場所にあります。高さは 100m あり、周囲にこれほどの高さの建物が他にないこともあってかなり大きく見えます。
本当は、実際に訪れた日の前日に訪れる予定だったのですが、べっぷ地獄めぐりに想定の倍ほどの時間がかかってしまい、寝るのが遅くなってしまうのもよくないだろうということで無理せず翌日の午前中に訪問という形になりました。
別府タワーは 2023 年に日本夜景遺産にも認定されているそうで、夜には季節やイベントに合わせてカラフルなグラデーションの光で彩られます。外から眺めるだけにはなってしまいましたが、夜の別府タワーを訪れて大通り沿いの歩道からぼんやりと見上げてみると本当に綺麗でした。
ウェブサイトを見てみると「個人向けライトアッププラン」として、1 日 1 組限定で 30 分 35,000 円で好きな色に点灯してもらうこともできるようです。参考として 11 種類のカラーバリエーションが掲載されていて、これ以外でも点灯可能な色であれば可能らしい…。
営業時間が 9 時半からということで、開始時刻ぴったりにタワーの 1 階へ到着。上のフロアへと向かうエレベーターの隣に券売機が設置されていて、展望台へと向かう前にこちらでチケットを購入してから上へと向かうとのこと。券売機は交通系 IC カードなどのキャッシュレス決済が利用可能で、お値段は 800 円でした。
展望台の下のフロアにある「別府アートミュージアム」という美術館の入館料金が 1,000 円なのですが、展望台とセットになったチケットが 1,300 円で販売されているので、一緒に訪れる方はセット料金のチケットを購入するほうが良さそうです。
チケットを持って、さっそくエレベーターで 17 階へ。降りてすぐのところにある受付でチケットを手渡し、日本一の温泉の街・別府の景色を楽しみます。
まずは北側の景色。右手側には海岸線が遠くまで続いていて、その奥には標高 721m の高さを誇る両子山がある国東半島が広がります。海沿いには的ヶ浜公園や餅ヶ浜海浜公園といった公園が整備されていて、その隣を北九州市の門司から鹿児島市までを結ぶ国道 10 号が南北に伸びています。
東側の窓からは雄大な別府湾を眺めることができ、遠くにはもくもくと煙を上げる工場地帯のようなものが見えます。方角的には大分市の方でしょうか。海には小さい船らしきものが浮かび、海沿いの遊歩道を散歩する人の姿も見られます。
続いて南側の窓からの景色を見ると、たくさんの車線のある大通り沿いには大分県内に店舗を持つ百貨店 トキハ の別府店があり、その他にも多くの建物が建ち並んでいます。その向こうには険しい山々が連なっていて、大分県の県庁所在地である大分市への移動を阻んでいるかのよう。
西側では JR 日豊本線の線路と、別府駅周辺に集まるホテルなどの建物群を見下ろすことができます。別府市には 年間でおよそ 700 万人もの観光客が訪れる そうで、これだけたくさんのホテルが密集しているのも納得。私も別府駅近くのホテルに宿泊しました。
別府タワーが建てられたのは 1957 年のこと。別府温泉観光産業大博覧会の目玉施設として建設が構想され、当時の地元財界人らが設立した「別府観光開発株式会社」が当時の価格で 2 億 8000 万円ものお金を投じて建設したのだそう。
設計を手掛けたのは、東京タワーや大阪の通天閣などの設計も手掛けたという建築構造家の内藤多仲氏。1950 年代から 1960 年代にかけて内藤多仲によって設計された「東京タワー」「通天閣」「名古屋テレビ塔(中部電力 MIRAI TOWER)」「さっぽろテレビ塔」「博多ポートタワー」そして「別府タワー」は通称「タワー六兄弟」と呼ばれているそうです。
展望台内には、かつて別府タワーに取り付けられていたという「低圧ネオン」を使った広告ネオンサインを制御するために使用していた低圧ネオン盤や、リニューアルオープン前まで使用されていたという避雷針、展望階で明日の天気を知らせるために点灯されていたというネオンを制御するための天気表示制御盤などが展示されていました。
その隣にはかわいらしい(?)別府タワーのぬいぐるみが置かれていて、「動かしたらもとに戻してね!」と書かれた案内が貼られていたので一緒に記念写真を撮るとかもできるのかも。
別府タワーの展望台は 2 フロアで構成されていて、17 階で景色を眺めた後は階段を降りて 16 階へと進んでいきます。こちらも窓から綺麗な景色を見ることができるのは同じですが、窓にはなにやら物語性のある詩的な文章が貼られていました。
こちらは水戸市を拠点とする美術家・中﨑透氏が別府ゆかりの人たちから聞き取った昔話や思い出を基に製作したという看板アートだそう。別府駅から始まり、別府市中心市街地に 30 を超えるエピソードと作品が展示されているそう。タワー内にも美術館がありますし、別府は温泉だけでなく芸術の街でもあるのかも。
16 階には窓の外の景色を眺めながらパソコン作業などが行える、コンセント付きのカウンター席も完備。わざわざ 800 円の入館料を払ってまでこの場所で作業をする人がどれくらい居るのかは謎ですが、のんびり海を眺めながら椅子に座ってぼんやりするのは気持ちよさそうです。
ぐるりと通路を歩いていると「シャイニングステップボード」なるボードが設置されている場所を発見。踏むと音や色が変化するとのことで、ためしに一歩踏み出してみると結構大きな音が鳴り響きました。結構恥ずい。
幸いなことに、訪れたのが営業開始直後だったため人はほとんど居なかったですが、隣に避けるスペースもないので、小さい子供連れのご家族以外はぐるりと逆周りで移動するか、すぐ横にある「スペースファンタジーギャラクシーウォーク」なるエリアを抜けていくのが吉かも。
スペースファンタジーギャラクシーウォークは、大分空港を水平型宇宙港として活用することになり、航空機が人工衛星を搭載したロケットを翼に吊り下げて空港から飛び立ち空中でロケットを打ち上げる…という計画にちなんで作られたプラネタリウムのような空間を歩くことができるものだそう。
短い距離ではありますが、中は宇宙をイメージした映像が壁や床に映し出されていて幻想的な雰囲気でした。
16 階と 17 階の展望台を見終え、帰ろうとエレベーターの前までやってきたのですが、何やら気になる案内が壁に貼られていました。どうやら 5 階には外から別府タワーを観ることができる展望デッキがあるそうで、なんと入場無料。せっかくなので行ってみることにしました。
5 階には「中間展望デッキはこちらから」と書かれた大きな看板が。案内に従って「本当にここは入って大丈夫な場所なのか?」と不安になるような、関係者以外立入禁止となっていてもおかしくない雰囲気の階段をのぼっていくと、屋外の展望デッキへと出ました。
見上げると先ほどまで居た展望台が見え、周りには別府の美しい景色が…といいたいところなのですが、足元が下が見えるガラスとかではなく普通に物理的に穴(隙間)が空いていて景色を楽しむ余裕が全然ありませんでした。あちこち錆びているような感じで茶色くなっているし、金属製の板も結構薄く見えるし…。
せっかく訪れたのだからと勇気を振り絞り、おそるおそる 1 周してから早めに退散。スマホとか落としたら大変なことになりそうです。
別府にある「別府タワー」へ行ってきましたが、思っていたよりも景色が良くて驚きました。本当は夜に訪れる予定だったのですが、明るい時間の景色も綺麗でしたし、むしろ朝に訪れたほうが人も少なくてゆっくり見ることができて正解だったかも。中間展望デッキは…結構、だいぶ、かなり怖かったです。