地下鉄中央線の朝潮橋駅から大阪港駅まで散歩する
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お休みの日に、大阪市内を通る Osaka Metro 中央線の朝潮橋駅から大阪港駅までを散歩してきました🚶 朝潮橋駅と大阪港駅はどちらも地下鉄中央線の駅で、列車に乗ればわずか 2 分で移動することができます。そんな地下鉄の 1 区間を、飲み物を片手にのんびりお散歩してきました。
まずやってきたのは、Osaka Metro 中央線の 朝潮橋駅。中央線は、大阪・関西万博の会場となった人工島・夢洲にある 夢洲駅 から東大阪市の 長田駅 まで続く路線で、長田駅からは 近鉄けいはんな線 へと直通し多くの列車が 生駒駅 や 学研奈良登美ヶ丘駅 まで走っていきます。
JR 大阪環状線との乗り換え駅である 弁天町駅 と、大阪の主要観光スポットに名を連ねる世界最大級の水族館 海遊館 や天保山大観覧車へ向かう多くの観光客が利用する 大阪港駅 の間にあるのが、今回のお散歩のスタート地点となる朝潮橋駅です。
さっそく駅前の大通りを歩いて、大阪港駅のある西に向けて出発…の前に、駅から東へ少し歩いたところにあるコーヒーのお店「N2 COFFEE」さんにお邪魔しました。せっかくお散歩するなら、片手にコーヒーのカップを持ちながらオシャレに歩きたいところ。あとシンプルに寒いから温かい飲み物が欲しい…。
元々は朝潮橋駅と大阪港駅の間にあるコンビニでテキトーに温かい飲み物を調達しようか、などと考えていたのですが、たまたまお店を見かけて気になったので立ち寄りました。こうした出会いも、電車を利用しない街歩きならではです。
店内に席はなく、テイクアウトのみのお店。コーヒー豆の販売もされているそうで、オンラインショップ もあるようです。注文カウンターの前に産地ごとに並べられたコーヒー豆入りの試験管や、産地ごとの酸味・苦みの強弱のグラフなどをしばらく眺めた後、ベルを鳴らして注文。コーヒーは 1 杯 400 円で、キャッシュレス決済にも対応されていました。
注文時にコーヒーの産地を選ぶことができるとのことで、窓に貼られたグラフを見ながら選ぶことに。私はコーヒーの酸味があまり得意ではないので、酸味が弱めだというブラジルのコーヒーを選択。お店で一番消費量の多いのがこのブラジルのコーヒーだそうで、イエローブルボンという品種にこだわって仕入れているのだとか。
ナッツやアーモンドのような風味があり、飲みやすい甘さもある人気商品とのこと。そんなブラジルのコーヒーを目の前で淹れていただきながら「寒いですね~」と定番のお天気関連の雑談をしつつ、温かいコーヒーのカップと「BRAZIL」と書かれたコーヒーについての説明のカードを受け取ります。
朝潮橋駅まで歩いて戻りつつ飲んでみると、酸味が弱めとなってはいたものの結構酸味があるなという印象。もしかすると、私が酸味だと思っているものが酸味ではない説があるかもしれない…。しかしながら、ひとくち目の印象とは裏腹に飲み進めていくと「意外と飲みやすいかも…」と思える不思議。なにより香りがめちゃくちゃ良きでした。
お店の前にはエチオピア産のコーヒーを使ったコーヒーブラウニーや、お家でカフェラテが楽しめるラテベースなども置いてあったので、また前を通りかかったときに買ってみようかな?と、お店の方の note を読みながらこの文章を書いています。
朝潮橋駅の西側に広がるのは、八幡屋公園 という広大な公園。1 年ほど前に お散歩しに訪れた ことがあるのですが、園内東側には円盤状の屋内プール「Asue 大阪プール」があり、西側には「Asue アリーナ大阪」という体育館が整備されています。屋内プールと体育館の間には芝生広場が広がっており、その面積は 12.4ha(124,000 平方メートル)もあります。
八幡屋公園が誕生したのは、平成よりも昭和よりも前の大正時代。1923 年(大正 12 年)に「第 6 回極東オリンピック大会」の本会場とするために大阪市立運動公園が開設され、園内に建設された大阪市立運動場は日本初の 50m の競泳用プールや 5 万人を収容可能なスタンド付きの陸上競技場に野球場、テニスコートなどを備えていたのだそう。
戦争により一時廃止されたり、終戦後に大阪運動場という名前で復活したりしつつ、1997 年(平成 9 年)の「なみはや国体」の開催決定を受けて公園のリニューアルが行われることになり、市民の憩いの公園として親しまれる現在の八幡屋公園へと生まれ変わりました。
以前訪れた際には Asue 大阪プールの改修工事中でしたが、無事に工事が終わったようで、建物の周りを覆っていたシートが取り払われていました。公園入口付近にあるベンチにはお年寄りの方々などが座って休憩をされていてほとんどが埋まっている状態。この日も多くの人で賑わっていました。
そんな八幡屋公園の南側に、北東から南西にかけて通っているのが「みなと通」という大通り。今から 100 年以上前の 1903 年(明治 36 年)に、築港大道路として西区花園橋から地下鉄中央線の大阪港駅などがある築港埋立地まで開通したのが始まりの道路です。
築港大道路が開通した年の 9 月には大阪市電初となる路面電車が、花園橋西詰(現在の九条新道交差点付近)から築港埠頭までの約 5km の区間で開通。その後大阪市電は大阪市民の足として発展を遂げ、最盛期には路線総延長約 116km、年間延乗客数約 5 億 2,200 万人にまで拡大。その始まりの場所となった九条新道交差点の近くには 大阪市電創業の地 と刻まれた石碑が建てられているそうです。
古くから栄えてきた大阪の街には、何気ないところにすごく歴史のあるものがたくさんあって、外を歩いているときに偶然知ることも多いです。こうした新しい発見があると、お散歩がより充実したものになりますね。
八幡屋公園から、みなと通を歩いて西へと向かいます。この区間には道路の中央に Osaka Metro 中央線 の線路が通っています。地下鉄なのに高架です。
昨年大阪・関西万博が開催されていた間には、列車が出ていったと思ったらまたすぐ次の列車がやってくるという恐ろしく高頻度での列車の運行がされていましたが、万博が閉幕した現在では少し落ち着いた感じ。それでも大阪都心を東西に結ぶ路線ということで、ラッシュ時には各方面へそれぞれ 15 本以上もの列車が発着します。
せっかくなので、列車が通るタイミングで写真を撮ろうかなと交差点で待っていたのですが、お昼ごろという時間もあってか結構待ち時間がありました。
中央体育館西商店街という、なんかすごい特徴的な名前の商店街の横を通って、築港方面へと向かいます。目の前に見えてくる、ジャングルのような巨大な構造物は阪神高速道路の天保山ジャンクションで、4 号湾岸線と 5 号湾岸線、16 号大阪港線が通っています。
高いところを通る何本もの高架の道路が、狭い空間の中で緻密に築き上げられ立体的に交差しあっているところを見ると、人間ってすごいなと思うと同時に、その可能性にワクワクとした気持ちにさせられます。
天保山運河に架けられた橋を渡っているときには、すぐ隣を通る地下鉄中央線の高架の隙間から真っ赤な色をした世界最大級のトラス橋・港大橋 の姿を見ることができました。港大橋は高速道路の橋なので、車を運転できないペーパードライバーの私では渡ることはできませんが、いつか橋の上からの景色を見てみたいです。
運河を渡れば、今回の目的地である大阪港駅はもうすぐそこ。海遊館や天保山大観覧車といった観光スポットの大阪のベイエリアということで、観光客らしき外国人の方の姿もちらほらと見え始めました。海遊館がある方向とは少し異なるので、道に迷っていたのか、私と同じように街歩きが好きな方だったのか、どちらだったのかは謎ですが…。
地下鉄中央線の朝潮橋駅から同じく中央線の大阪港駅までを歩いて移動しましたが、知らなかった大阪の歴史についての発見があったり、重層的に交差する美しい曲線を描く高速道路や橋を見ることができたりと、楽しいお散歩になりました。
徒歩での移動にかかった時間はおよそ 30 分ほど。途中で列車がやってくるのを待ったり、温かい飲み物を買う時間があったりしたので、真っすぐ寄り道せずに歩けばもう少し早く移動できそうです。おつかれさまでした。